有松絞り 竹田庄九郎さんとの出会い
7月7日、私たち家族は名古屋市南の有松町に今年、有松開村4百周年を迎える有松絞り発祥の地、竹田嘉兵衛商店様を訪問してまいりました。
織田信長と今川義元の合戦の桶狭間の地、天明元年(一七八一)の大火以来建て替えられた塗籠(ぬりこめ)造りの商家が建ち並ぶ、まさに東海道五十三次の街道にタイムスリップしたような町並みで絞り開祖、竹田庄九郎氏の四百年の伝承を経て、あこがれの絞り括り(くくり)の世界を目の当たりにすることができました。
そして、すぐ後ろのおうちで手筋絞りされているご夫婦を訪ねました。現在70種類の括り方が多く使われていますが、一人で何種類もの技法を駆使するのではなく、一人一芸の技法、「嫁に来て、母の横で覚えた技も私が最後。」と力を込めた絞る指先を見つめながら明るく語っておられました。
振袖で二十万粒、一粒一粒を手で括り上げるのですから、気の遠くなるような手間と根気がいる、手先が器用で根気強い日本人ならではの至芸の技。この作品群を9月27日(土)・28日(日)の二日間、当店にて「有松開村4百周年記念 竹田庄九郎・絞りの世界」をお届けします。
是非お楽しみください。
謹白



織田信長と今川義元の合戦の桶狭間の地、天明元年(一七八一)の大火以来建て替えられた塗籠(ぬりこめ)造りの商家が建ち並ぶ、まさに東海道五十三次の街道にタイムスリップしたような町並みで絞り開祖、竹田庄九郎氏の四百年の伝承を経て、あこがれの絞り括り(くくり)の世界を目の当たりにすることができました。
そして、すぐ後ろのおうちで手筋絞りされているご夫婦を訪ねました。現在70種類の括り方が多く使われていますが、一人で何種類もの技法を駆使するのではなく、一人一芸の技法、「嫁に来て、母の横で覚えた技も私が最後。」と力を込めた絞る指先を見つめながら明るく語っておられました。
振袖で二十万粒、一粒一粒を手で括り上げるのですから、気の遠くなるような手間と根気がいる、手先が器用で根気強い日本人ならではの至芸の技。この作品群を9月27日(土)・28日(日)の二日間、当店にて「有松開村4百周年記念 竹田庄九郎・絞りの世界」をお届けします。
是非お楽しみください。
謹白


